米澤 菜保 
”webライティングにおいて、SEOに効果的な書き方ってどんなのだろう？”
”SEOに強いwebライティングってなんだろう？”
このような疑問を抱えていませんか？
SEOを意識した記事を書いているのに、なかなか検索上位に上がらず、悩んでいる企業も多いのではないでしょうか。
検索上位にランクインするためには、SEOに効果的な（相応しい）書き方でなければ意味がありません。
そこで今回は、webライティングでのSEOに効果的な書き方、そしてSEOを意識する上での注意点も併せてお伝えいたします。
webライティングとSEOライティングの違いは？
そもそもwebライティングとSEOライティングは、何が違うのでしょうか？
- webライティング
・・・webサイトやECサイトなど、web上に掲載される文章を執筆すること。パソコンやスマートフォンなど様々な媒体を使ったユーザーに向けて、分かりやすい文章で書くことが重要となってきます。 - SEOライティング
・・・GoogleやYahoo!などの検索エンジンを使って検索したユーザーに向けた記事を執筆すること。不特定多数に向けた記事ではなく、検索ユーザーに向けて、専門性も混ぜながら書くことが重要となってきます。
どちらも、web上に掲載される文章を執筆することには間違いありませんが、”検索エンジンを意識するかどうか”で大きく変わってきます。
つまり、webライティングよりもSEOを意識したライティング（SEOライティング）の方が、より詳しく、そして細かい情報をユーザーに届ける必要があると言えるでしょう。
webライティングでSEOに効果的な書き方は？
では、webライティングにおいての、SEOに効果的な書き方（つまり「SEOライティングの書き方」）を説明いたします。
流れとしては、以下の5ステップです。
- ”対策キーワード”を選定する
- キーワードからユーザーの検索意図を推測する
- 記事の構成を練る
- 構成に基づいて記事を執筆する
- 適度にリライトする
ステップ1.”対策キーワード”を選定する
まずは、”対策キーワード”を選定しましょう。
”対策キーワード”とは、記事を執筆する上で必要となってくるキーワードのことで、どのようなキーワードを選定するかによって、記事のアクセス数はかなり変わってきます。
”対策キーワード”を選定にする際は、「ラッコキーワード」などの専用ツールを用いると良いでしょう。
専用ツールの検索結果を見て、類似率が高いキーワードをグループ分けし、さらにそこから検索数が多いものを選び出し、最終的には、競合性が低いキーワードとして選ばれたものが、その記事の”対策キーワード”となります。
競合性が高いキーワードを選んでしまうと、自社サイトが検索上位にランクインしずらくなり、SEOの効果が発揮できません。
したがって、検索ボリュームは大きくても、出来るだけ競合性が低いキーワードを”対策キーワード”にしましょう。
ステップ2.キーワードからユーザーの検索意図を推測する
”対策キーワード”の選定が完了した後は、ユーザーの検索意図を推測しましょう。
実際にGoogleやYahoo!などで”対策キーワード”を検索し、表示された競合サイト1位から10位のタイトルや見出しの作り方、構成を調べます。
特に1位や2位、3位あたりの競合サイトを重視し、使用頻度が高い語句を見つけ出しましょう。
使用頻度が高い語句を自社サイトでも用いることで、検索上位にランクインされやすくなります。
ステップ3.記事の構成を練る
続いて、記事の構成を練ります。
構成のなかでも、特にタイトルはSEOライティングにおいて重要となってくるので、以下3つのポイントをおさえながらタイトルを決めましょう。
- タイトルの前半に、”対策キーワード”を含むこと
- タイトルの文字数は、30字前後
- タイトルを読んだだけで、どんな内容の記事か分かるようにする
ユーザーの検索したキーワードがタイトルに含まれているかいないかで、ユーザーが持つ自社サイトへの興味は大きく変わってきます。
また、短すぎず長すぎない程度のタイトルにすることも重要です。
ちなみに見出しを作成する際も、出来るだけ”対策キーワード”を含めましょう。
かと言って無理に”対策キーワード”を含ませて不自然な日本語になった見出しはユーザーの離脱率が上がるため、避けるべきです。
ステップ4.構成に基づいて記事を執筆する
構成が完了した後は、記事を執筆していきましょう。
記事内でも”対策キーワード”を含めていくと、SEOに効果的です。
また、SEOを意識した記事の場合、結論を先に述べましょう。
ユーザーは、自分の調べたキーワードの答えを早く知りたいと思っています。
よって、結論を先に述べることで、ユーザーの目を引きやすくなり、自社サイトの記事に興味を持ってもらえるでしょう。
ちなみにSEOライティングに相応しい執筆方法として、”PREP法”というものがあります。
「PREP法」
- Point（要点）
- Reason（理由）
- Example（具体例）
- Point（要点）
結論を先に述べ、途中に理由や具体例を含めた後に、改めて結論を述べる方法である”PREP法”を用いることで、ユーザーにより内容が伝わりやすくなります。
最初の内は、なかなか”PREP法”を使って文章を書くことは難しいかもしれませんが、何度も何度も練習していくと、次第に”PREP法”が出来るようになっていきますよ。
ステップ5.適度にリライトする
記事は『執筆したら終わり』ではありません。
一度執筆した記事であっても、検索上位にランクインしなかったり、ユーザーが全く自社サイトを見ていなかったりする場合は、リライトが必要です。
リライト方法は、「検索上位にランクインしていない記事を選定」⇒「競合記事と比較し、リライトする」といった流れであり、時には競合記事の実際に開いて見てみるのも良いでしょう。
なぜ競合記事は検索上位にランクインし、自社サイトはランクインしないのか、傾向が分かると思います。
SEOを意識したwebライティングでの2つの注意点とは？
SEOを意識したwebライティングでは、以下2つの注意点を頭に入れておきましょう。
- 誤字脱字がないかを確認する
- コピペは厳禁
SEOライティングに限らずですが、webサイト上に文章を掲載するにあたって、誤字脱字の確認は必須です。
記事が仕上がった後は、漢字変換にミスがないか、打ち間違いがないか、さらには、主語と述語にズレが生じていないかなどの確認をしましょう。
誤字脱字が目立つ記事は、検索上位にランクインされにくいため、ユーザーも目を通しにくくなります。
また、文章をコピペするのは、厳禁です。
場合によっては、著作権侵害に当たり法的措置を取らなければなりません。
どこかの文献を参考にするときや、説明をするときは、”引用機能”を用い、必ず出典元を記載しましょう。
もしコピペの心配がある場合は、無料で使える『コピペチェックツール』などを利用してみてください。
webライティングではSEOに効果的な書き方を意識しよう！
今回は、webライティングでのSEOに効果的な書き方、そして、SEOを意識する上での注意点をご紹介させていただきました。
書き方の流れとしては、
- ”対策キーワード”を選定する
- キーワードからユーザーの検索意図を推測する
- 記事の構成を練る
- 構成に基づいて記事を執筆する
- 適度にリライトする
この5ステップです。
また注意点としては、
- 誤字脱字がないかを確認すること
- コピペは厳禁であること
この2点です。
webライティングだけでも難しいので、さらにSEOを意識しながら記事を仕上げるのは、とても難しいかと思います。
誰でも最初は出来なくて当然ですので、まずは1記事ずつ丁寧に仕上げていきましょう。
きっといつかは、SEOに特化されて上位にランクインする記事になるはずです。
頑張って執筆していきましょう！
最後までご覧いただきありがとうございました。