以前、ホームページとランディングページの違いを説明させていただきました。
ランディングページとは、検索結果や広告などを通じた訪問者が最初にアクセスするページのこと。
着地する(land)から「ランディングページ」と呼ばれるようになりました。
近年では、ランディングページを作成する企業が増えてきましたが、「全然コンバーションに繋がらない」「訪問者は多いのになんでだ??」と悩む企業は多いのではないでしょうか?
もしかしたら、ランディングページの構成が間違っているのかもしれません。
ランディングページに限らずサイト運営には構成が重要であり、構成がズレているとコンバーションを獲得することは難しいです。
では訪問者がストレス無く自社の商品やサービスを購入するためには、どのようなランディングページが良いのでしょうか?
そこで今回は、ランディングページを作成するにあたっての、おすすめの構成について解説していこうと思います。
もしよかったら、あなたの企業のランディングページ作成の参考にしてみてください。
ランディングページの基本は「結・起・承・転」
Webサイトとは違い、ランディングページとは1枚で収る広告ページです。
商品やサービスによって訪問者への訴求方法は異なってきますが、基本的には「結・起・承・転」で構成されます。
小説などのストーリー性のあるものは「起・承・転・結」が普通ですが、商品やサービスを購入してもらう目的のランディングページでは、結論を最初に持ってくることがポイントなので、「結・起・承・転」となるんですね。
ではランディングページにおいての構成、「結・起・承・転」について詳しく説明していきます。
ファーストビュー
ファーストビューとは、ランディングページの最上部に位置する部分のことで、訪問者が1番最初に目にする場所でもあります。
ファーストビューでの構成要素は、以下の3つです。
・キャッチコピー
・印象的な画像
・購入や問い合わせを誘うボタン
ファーストビューを見てその場から離脱してしまう訪問者も中にはいますので、信頼と安心、そして自社の商品やサービスを購入するメリットを訪問者に伝えなければなりません。
そのためには、耳に残るキャッチコピーや印象的な画像を選ぶことがポイントです。
実績が豊富な企業の場合は、具体的な数字を提示するのもおすすめでしょう!
共感
ファーストビューの次は、訪問者に共感しましょう。
具体的に【○○のような悩みはありませんか?】【このようなことで困っていませんか?】と言葉を投げかけることで、「この企業は私の悩みを分かってくれる」「この企業なら悩みを解決してくれそうだ」っとより訪問者が企業へ安心感を抱いてくれます。
やはり商品やサービスを購入する側としては、安心できる企業が良いですよね。
商品やサービスのメリット
共感を得た次は、自社の商品やサービスについて説明していきます。
ここでは、どんな商品なのか?どんなサービスがあるのか?と具体的な説明も必要ですが、訪問者は既に購入したい商品やサービスが決まっています。
つまり訪問者が知りたいことは、それらを使うことで自分たちにどのようなメリットが生まれるのか?ということ。
そのためここでは、自社の商品やサービスを購入し使っていくことで、どのような効果が得られるのかについて詳しく説明すると、より訪問者と企業との距離が縮んでいくでしょう。
お客様の声
実際に商品やサービスを利用したお客様の声をランディングページに掲載することで、信憑性や安心感が高まります。
例えば、気になるお店を見つけたとき、あなたは真っ先に口コミやレビューを調べたことはありませんか?
それはきっと、実際にお店に行った人がどう思ったか、何を感じたか、リピートはしたいと思うのか、等を知りたいと思ったからです。
ランディングページにおいても、自社の商品やサービスを実際に購入したお客様の声を掲載すれば、訪問者は安心すると思います。
さらにお客様の声と一緒に、名前や年齢、そして顔写真も掲載することで、訪問者はより情報を受け止めやすなります。
つまりランディングページでお客様の声を掲載することは、訪問者の不安解消につながるというわけですね。
よくある質問(FAQ)
ランディングページに「よくある質問(FAQ)」はとても重要です。
なぜなら訪問者は、商品やサービスに対して何かしらの疑問や不安を抱えています。
そんな訪問者の疑問や先回りして解消させることが、ランディングページの大きな目的です。
したがってランディングページには、必ず「よくある質問」を掲載しましょう。
また質の高いランディングページを作成するために、「よくある質問」は質問形式で簡潔にまとめることがポイントです。
長い長い文章で質問と回答を掲載するよりも、Q&A方式で簡潔にまとめた方が、訪問者にとって分かりやすいランディングページになると思います。
クロージング
訪問者の心をグッと掴む最後の一押しとなるのが、クロージングです。
より良いクロージングを作成するポイントとしては、特別感を出すこと。
特別感の出し方は、【いま購入していただいた方限定で~」】【○月○日までにお申し込みしていただいた方には~】といった一言を付けること。
そうれば訪問者は、「あ!早く購入した方が良いかも!」っと、購入に対して前向きな気持ちに傾きます。
アパレルにおいても、【今だけ○%オフ!】【この期間だけの特別価格!】といった文言を見ると、ついつい購入したくなりませんか??
ランディングページにおいても同じことがいえますので、ぜひクロージングでは、”今だけ!”といった特別感を出し、訪問者に商品やサービスの購入を促しましょう。
コンバーションボタン
訪問者を購入へ繋げる”窓口代わり”となるボタンが、コンバーションボタンです。
まれにランディングページに合っていないデザインになっていたり、コンバーションボタンがだけ目立ちすぎて浮いているものを見かけますが、これでは訪問者にストレスを与えてしまうため意味がありません。
かといって、ランディングページに馴染みすぎてボタンの位置が分からなければ、訪問者は購入せずにそのまま離脱してしまうかもしれません。
ポイントは、「行動を示す文言(「カートへ入れる」「今すぐ購入する」など)を入れることや、目を引きつけるような対照的なデザインにすることです。
派手すぎず、でもしっかりコンバーションボタンの位置が分かるデザインにすると良いでしょう。
ランディングページの構成を考えるときのポイントは?
ランディングページの構成はとても重要だと説明しました。
でも初めのうちは構成に時間がかかり、なかなか作成に手がつけられないかと思います。
そこで、ランディングページの構成を考えるときのポイントを2つ紹介していきます。
広告と連動させる
1つめは、広告と連動させることです。
ランディンページと広告とで違いが生じてしまうと、訪問者は困惑していまいページから離脱してしまうかもしれません。
しかしランディンページと広告との内容を連動させることで、訪問者は安心してランディンページを読めますよね。
連動させるポイントとしては、広告で使われているキャッチコピーや画像と、ランディングページの顔とも呼ばれるファーストビューのキャッチコピーや画像を同じものにすると良いでしょう。
事前リサーチは念入りに
もう1つは、事前リサーチを念入りに行うことです。
すぐにランディングページを作成するのではなく、しっかりリサーチすることで質の高いランディングページを作成することができます。
リサーチが必要な理由は、【訪問者はどんな悩みを持って、ランディングページを読むのか】を理解していないと、訪問者の心にささるファーストビューが掲載出来ないからです。
先ほども説明した通り、ファーストビューは訪問者が1番最初に見る場所であり、いわばランディングページの顔ともいえる部分。
その部分にどれだけ訪問者の気持ちに寄り添った文言や画像をするかで、その企業への安心感や信頼感は変わってきます。
したがってランディングページを作成する前は必ずリサーチを行い、訪問者の気持ちを理解することが重要というわけです。
ポイントをおさえ、売れるランディングページを作成しよう
今回は、ランディングページを作成する上でのおすすめの構成について紹介しました。
通常のWebサイトとは異なり、ランディンページは自社の商品やサービスを購入させるための重要なページです。
初めは作成に時間がかかるかもしれませんが、今回わたしから紹介したポイントをおさえることで、質の高いランディングページが作成できると思います。
ぜひ参考にしてみてください。