コーポーレートサイトを作成する上で、
「構成方法が分からない」
「コーポレートサイトにはどのような項目を載せるべきか」
「他社よりも質の良いコーポレートサイトにしたい」
と考えている企業も多いのではないでしょうか?
近年、コーポレートサイトを作成する企業が増え続けています。
しかし、コーポレートサイトを作成する意味や役割をしっかりと理解しておかなければ意味がありません。
そこで今回は、コーポーレートサイトの構成方法や作り方、そして一般的なWebサイトとの違いについても分かりやすく解説していこうと思います。
コーポレートサイトとは?
簡潔にコーポレートサイトとは、【この企業は何をしている企業なのか?】をユーザーに知ってもらうために作成するサイトです。
あなたの企業のコーポレートサイトに訪れるユーザーは、顧客か?求職者か?それとも取引先なのか?様々だと思います。
したがってコーポートサイトを作成する際には、企業の基本情報はもちろん、実績、サービス紹介、採用情報を掲載し、ユーザーに安心感と信頼を与えなければなりません。
他のWebサイトと何が違うのか?
コーポーレートサイトは、他のWebサイトと何が違うのでしょうか?
その違いについて、以下にまとめさせていただきました。
コーポレートサイト | 採用サイト | サービスサイト | |
ターゲット | 様々なユーザー | 休職者 | 商品やサービスを求めた顧客 |
目的 | 自社の情報発信 | 採用の応募 | ・問い合わせの獲得 ・商品やサービスの購入 |
着眼点 | ・「この企業は何をしているのか?」 ・「この企業の売上は?」 | ・「この会社のもっと詳しく知りたい」 | ・「目的にあった商品やサービスはないかな?」 |
コーポレートサイトのターゲットや目的、そしてユーザーの着眼点も、採用サイトやサービスサイトとは全く違うことが分かります。
かつては、コーポレートサイトで商品やサービスを求めた顧客に向けた、まるでサービスサイトのように運営をしていました。
しかし近年、インターネットの利用者が増えたこともあり、コーポレートサイトならコーポレートサイトのターゲット、そしてサービスサイトならサービスサイトのターゲットと、そのターゲットの目的に合ったサイトを運営しなければ、自社のサイトを見つけてもらえなくなる可能性が高くなってきました。
つまりコーポレートサイトを作成する上でこの違いを理解しておかなければ、なかなか自社のサイトにユーザーが訪れなくなるわけです。
コーポレートサイトの構成要素は8つ
コーポレートサイトの構成要素は以下の8つです。
- 会社概要
- 実績・導入事例
- 事業紹介・サービス紹介
- 個人情報保護方針
- 採用情報
- お知らせ
- よくあるご質問
- お問い合わせフォーム
これらの要素を掲載することで得られるメリットについても、併せて紹介していきます。
会社概要
会社概要では、自社がどのような会社なのかを簡潔に紹介します。
ユーザーのほとんどは、あなたの企業のポートレートサイトに初めて訪問するユーザーだと思いますので、いかに分かりやすく自社について紹介するかがポイントです。
またユーザーに安心感を与えるためにも、社長や役員からのメッセージを掲載している企業もあります。
できれば文字だけではなく、動画メッセージにすると気持ちが伝わりやすいのでおすすめです。
記載できないことは記載しなくても構いませんが、最低限「会社名」「代表者名」「住所」「電話番号」は記載しておきましょう。
実績・導入事例
自社の実績や導入事例では、ユーザーに対してのアピールタイムでもあるため、とても重要な項目です。
もしユーザーが取引先の場合、他の企業と比較しどちらと契約をしたいか検討することも考えられます。
したがって実績や導入事例では、なるべくクライアント名を記載し、自社を導入したことでどのような評価を頂いたか等も記載しておくと良いでしょう。
事業紹介・サービス紹介
ここでは、自社が提供する事業やサービスを紹介します。
もし期間限定の商品や、コーポレートサイト以外にもECサイトやブログを運営しているのであれば、そのURLも一緒に載せておくと良いでしょう。
サービスサイトではないので細かく紹介する必要はありませんが、あまりにも曖昧な紹介の仕方だとユーザーへの信頼が失われてしまうので、注意してください。
個人情報保護方針
「個人情報保護方針」は、ユーザーの個人情報の保護方法を明確に証明するためにも、必ず掲載しなければなりません。
お問合せフォームには、ユーザーが氏名・住所などの個人情報を記入しますので、個人情報の取り扱いには注意が必要です。
もし個人情報が流出してしまうと、企業の信頼感が失われると同時に、警戒心を持つユーザーも増えてしまいます。
したがってコーポレートサイトには、必ず「個人情報保護方針」の記載をしましょう。
採用情報
もしあなたの企業が人手不足で人材を募集しているのであれば、「採用情報」も掲載しましょう。
基本的には、募集する業種や人数、応募条件を記載しますが、より多くのユーザーにアピールするためには、募集要項だけではなく、社内雰囲気や役員インタビューも併せて掲載すると良いです。
実際に働いている場所や、働いている方々の様子が分かると、「なんだか雰囲気良さそうな会社だ」「自分もこの会社で働きたい」と思っていただけるユーザーが増えると思います。
以前と比べ、慎重に就職先を選ぶ求職者が増えているようなので、「採用情報」では具体的に記載することがポイントです。
お知らせ
自社に関わる最新情報を「お知らせ」に掲載しましょう。
コーポレートサイトに最新情報をまとめて掲載しておくことで、
『この企業は、こまめに情報を開示している』
『このサイトを見れば最新情報が確認できる』
と、ユーザーに安心感を与えることができます。
具体的には、
- 新商品や新サービスについて
- セミナー情報
- 業務提携について
- メディアや雑誌掲載情報
このような項目を掲載すると良いでしょう。
よくあるご質問
お問い合わせフォーム
あなたの企業に問い合わせたいと思うユーザーも、なかにはいます。
そのためにも、必ず「お問合せフォーム」を設置しましょう。
近年、テレワークをメインに行う企業も増えているので、電話よりもメール連絡することが主流になっているようです。
電話と違い、メールの場合は営業時間外でも送受信することができるので、ユーザーとの行き違いを防ぐことができたり、ユーザーとのやりとりを文面として残すことができるので、非常に便利かと思います。
ここで大切なことは、ユーザーからの連絡にはなるべく早めに対応することです。
迅速に対応することで、あなたの企業のイメージはもちろんユーザーへの安心感、そして顧客満足度も向上します。
コーポレートサイトの作る上でのポイントは2つ
質の良いコーポレートサイトを作るためには、以下2つのポイントをおさえておきましょう。
- ターゲットを明確にする
- サイト設計は分かりやすく
ターゲットを明確にする
冒頭でも説明しましたが、コーポレートサイトに訪れるユーザーは様々です。
したがって、どんなユーザーが訪れるのかをイメージし、そのユーザーに適するコーポレートサイトを作成しましょう。
ターゲットに合ったコーポレートサイトを作ることで、ユーザーに「この会社は信頼できる」と思っていただけることでしょう。
サイト設計は分かりやすく
コーポレートサイトを作成する際、誰が見ても分かりやすいような設計にしましょう。
もしあなたが自社のコーポレートサイトの作成者であるなら、時より同僚の方にサイトをチェックしてもらってアドバイスをもらうなど、客観的な視点を心がけると良いです。
コーポーレートサイトの完成形や途中段階を共有することで、より良いサイトが完成すると思います。
企業に合ったコーポレートサイトを作成しましょう!
今回は、コーポレートサイトの構成方法や作り方、また他サイトとの違いについて分かりやすく解説させていただきました。
コーポレートサイトは、【あなたの企業について紹介するサイト】です。
質の良いコーポレートサイトを作成することで、訪れたユーザーに安心感と信頼感を与えることに繋がります。
また、あらかじめターゲットや目的を明確にしておけば、まとまりのあるコーポレートサイトが完成すると思います。
今回、私からご紹介した構成要素やポイントを参考にして、コーポレートサイトを作成していただければ幸いです。