”HPを制作する時に出てくる専門用語が難しい!”
”Web担当になったばかりだから、専門用語が難しくて苦戦中”
企業のWeb担当者のなかには、このような疑問を抱えている人も多いと思います。
HPは、”企業(会社)の顔”でもある大切なものです。
近年では、顧客とのコミュニケーションツールや集客を目的として、HPを制作する企業が増えてきています。
しかし初心者Web担当者や、新任のWeb担当者など、HP制作に慣れていない人からすれば、専門用語が分からず悪戦苦闘している人も少なくありません。
また、HP制作の一部を業者や外注先に依頼する場合でも、Web担当者が専門用語を理解しておかなければ、双方で齟齬が生じる可能性も否定できません。
そこで今回は、HP制作全体で用いられる用語、業者や外注先とのやり取りで用いられる用語、HP運用で用いられる用語と3つに分けて説明していきます。
HP制作全体で用いられる用語

まずは、”HP制作全体で用いられる用語”について説明します。
”HP制作全体で用いられる用語”だけでも、その数は沢山あるため、どこからどこまで覚えれば良いのか分からないと思う人もいるでしょう。
そこで、「最低限でも覚えておいてほしい用語4つ」を以下に紹介していきます。
少なくともこの4つは覚えておきましょう!
- ドメイン
- サーバー
- SSL
- CMS
1.ドメイン
「ドメイン」とはHPの住所にあたるもので、弊社HPだと”under-floor.com”に当たります。
ドメインがなければ、誰もHPに訪れることはできないため、HPを制作をするならば必ずドメインを設定しましょう。
なお、ドメインの取得方法については以下の記事をご参照ください。
2.サーバー
つづいて、「サーバー」です。
「サーバー」とはHPのデータを保存しておく土地のようなもので、HPを公開するに当サーバーは欠かせません。
ちなみにサーバーのなかには、”自社サーバー”と”レンタルサーバー”があります。
この2つの違いについては、以下の記事をご参照ください。
3.SSL
つづいて、「SSL」です。
「SSL」とは”Secure Sockets Layer(セキュア・ソケッツ・レイヤー)”の略で、インターネット通信を暗号化するためのものです。
SSLが設定されていなければ、クレジットカード情報や住所や本名などの個人情報が、第三者に盗み取られる可能性があります。
HPに訪れたユーザーの個人情報を守るためにも、SSLも必要不可欠と言えるでしょう。
4.CMS
最後に、「CMS」です。
「CMS」とは”Content Management System(コンテンツ・マネジメント・システム)”の略で、簡単に説明すると、プログラミングの知識がなくてもHPが制作できるものです。
数あるCMSのなかでも、世界中で使われているものとしてはWordPressが挙げられます。
WordPressは、デザインやプラグインが豊富に揃っており、また、(サーバー料金を除いて)基本的には無料で始められるので、初心者Web担当者でもかなり使いやすいCMSだと思います。
詳しくは、以下の記事をご参照ください。
業者や外注先とのやり取りで用いられる用語

イチからHPを制作するよりも、一部または全てを業者に依頼することで、企業の負担を大きく減らすことができます。
しかし、業者や外注先とやり取りする際にも、いくつか専門用語が出てくるため、一度ここで確認しておきましょう。
最低限知っておきたい用語は、以下の4つが挙げられます。
- 仕様書
- フィードバック
- テスト環境
- 本番環境
1.仕様書
まずは、「仕様書」です。
「仕様書」は、簡単に説明すると、どのようなHPをどんな風に制作していくかを具体的にまとめた文書のことを指します。
ちなみに、仕様書に記載される項目には、”HPの目的”、”ターゲットユーザー”、”ページ構成”、”機能、”そして、”納期”などが挙げられます。
双方で齟齬を発生させないためにも、仕様書はとても重要なものと言えるでしょう。
2.フィードバック
つづいて、「フィードバック」です。
「フィードバック」とは、制作してもらったHPに対して、意見を言ったり修正を依頼したりすることで、企業から業者だけでなく、業者から企業にフィードバックされることもあります。
フィードバックをするタイミングは細かく分けた方が、双方の負担を少なくできたり、コストが安定したり、齟齬が発生しにくくなったりします。
また、1回1回のフィードバックを無駄にしないためにも、伝えたいことを明確にすることや、なぜそう思ったのか理由を示したり、いつまでに対応すべきか期限を付けたりすると良いでしょう。
4.テスト環境
つづいて、「テスト環境」です。
「テスト環境」とは、実際に使われるサーバーではなく確認や検証用のサーバーを使って、検証する場所を指します。
この場所では、動作が正常に動くか、デザインの確認(レイアウト崩れはしていないか)、誤字脱字の確認などを行います。
また、デバイスを変えたりブラウザを変えたりしても問題なくHPが表示されるかなど、本番に影響を及ぼさないための最終チェックをする重要な場所とも言えるでしょう。
5.本番環境
最後は、「本番環境」です。
「本番環境」は、実際にユーザーが見るものと同じ場所(同じ画面)を指します。
ここで大きな修正を行ったり、新しい機能を付け加えたりはしません。
「本番環境」では、HPを公開したり運用保守を行ったりします。
HP運用で用いられる用語
HPは制作して終わりではなく、運用や保守が必要不可欠です。
この際に用いられる専門用語としては、以下2つが挙げられます。
- アクセス解析
- SEO
1.アクセス解析
まずは、「アクセス解析」です。
”Googleアナリティクス”や、”Googleサーチコンソール”などのツールを用いて、HPに来たユーザーの動きを調べます。
アクセス解析をすることで、自社のHPの改善点が見つけやすくなります。
なおアクセス解析は、次に説明する「SEO」と、セットで使われること多いです。
2.SEO
「SEO」とは、簡単に説明すると、GoogleやYahoo!JAPANなどの検索結果で上位に表示されるよう工夫することを指します。
先ほど説明した「アクセス解析」の結果から、自社のHPを修正することで、検索結果で上位に表示されるようになり、SEOにとっても良い結果が生まれます。
つまりSEOを意識すると、多くのユーザーがHPに訪れる(=アクセス数が増える)ということになるので、HPを運用にあたって「アクセス解析」と「SEO」は欠かせません。
なおHP制作にあたって、SEOを良くするためには”SEOに特化した書き方(ライティング)”があります。
詳しくは、以下の記事をご参照ください。
少しずつ専門用語を覚えていこう!
今回は、HP制作の時に出てくる専門用語について、「HP制作全体で用いられる用語」、「業者や外注先とのやり取りで用いられる用語」、「HP運用で用いられる用語」の3つに分けて説明しました。
はじめから用語全てを覚えてることはとっても難しいので、まずは今回説明させていただいた用語から、少しずつ覚えていただければ幸いです。

なお、HPに関してご不明点ございましたら、私たちUNDERFLOORへお気軽にご相談ください。
弊社スタッフが全力でサポートさせていただきます。