HP制作会社からの見積書の見方を徹底解説します!

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「HP制作会社からの見積書の見方が分からない」

と、悩んでいませんか?

基本的にHP(ホームページ)を制作するにあたり、まずは制作者から見積書を発行してもらいます。

その見積書を見た結果、外注するかしないかを判断します。

しかし見積書に記載されている項目の意味や、相場が分からないまま契約してしまうと、あとで高額な請求されるケースも珍しくはありません。

したがってHP制作会社から見積書を依頼する前に、見積書に記載されている項目の意味を知っておく必要があるというわけです。

そこで今回は、Web担当なりたての方でも分かりやすく、HP制作会社からの見積書の見方を徹底解説していきます。

HP制作会社からの見積書に記載されている項目

HP制作会社からの見積書には、以下12個の項目が記載されています。

見積書
  1. 進行管理費(ディレクション費)
  2. 構成設計費
  3. TOPページデザイン費
  4. TOPページコーディング費(SP対応含む)
  5. 下層ページデザイン費
  6. 下層ページコーディング費(SP対応含む)
  7. CMS実装費
  8. カスタム投稿費
  9. お問い合わせフォーム費
  10. ドメイン・サーバー設定費
  11. Google・Google Search Console設定費
  12. テスト費

ただし依頼するHP制作会社によって、見積書の記載方法や項目の書き方が異なるため、ご注意ください。

今回は、弊社UNDERFLOORの見積書に記載されているものを、例で挙げさせていただきました。

では順番に説明していきます。

1.進行管理費

1つ目は【進行管理費】です。

進行管理費とはその名の通り、Web制作をしていくにあたって、進行を管理するための費用を言います。

具体的には、発注者との打ち合わせやスケジュール管理、さらには資料作成に要する費用のことで、いわばWebディレクターの人件費に当たるものです。

進行管理費は、Web制作の規模によって費用が高くなったり低くなったりします。

進行管理費を抑えたい場合は、進行管理業務すべてを外注するのではなく、一部を発注者側で行うと良いでしょう。

ただし、あまりにも発注者側の負担が大きすぎると、却って制作が進まなくなる可能性も考えられので注意が必要です。

ちなみに進行管理費の相場としては、Web制作費用の10~20%ほどです。

2.構成設計費

2つ目は【構成設計費】です。

構成設計とはHP制作の中で最も重要な要素であり、ここにどれだけ力を注ぐかによってWeb制作の完成度が大きく変わってきます。

HP制作会社によっては、”サイト設計費”という名で記載されているかもしれません。

具体的には、サイトマップの作成や各コンテンツの作成にかかる費用に当たるものです。

構成設計費を抑える方法には、テンプレートに沿って制作する方法、あるいは自社で構成を考える方法などが挙げられます。

なお、Webサイトの規模によって相場は異なってくるため、以下を参考にしていただければ幸いです。

<構成設計費の相場>

  • 小規模サイト:30~50万円
  • 中規模サイト:50~250万円
  • 大規模サイト:250万円~

3.TOPページデザイン費

3つ目は【TOPページデザイン費】です。

TOPページとは、訪問者がいちばん最初に目がいくページであり、そのHPの入り口とも言えるでしょう。

TOPページデザイン費は、デザインをどこまでこだわるか、コンテンツの量をどこまで増やすかによって変動してきます。

TOPページデザイン費を抑える方法には、テンプレートデザインを使う方法、制作会社よりもフリーランス等の個人で活動されている方に依頼する方法などが挙げられます。

なおTOPページデザイン費の相場は、5万円~15万円ほどですが、HP制作会社によっては”素材費”と呼ばれる費用も発生してきます。

”素材費”とは、HPに掲載する写真やイラストあるいは動画といった素材を、HP制作会社にすべて用意してもらう際に掛かる費用のこと。

フリー素材を使用すれば”素材費”は発生しないため費用を安く抑えられるものの、独自性を高くするためにはHP制作会社に依頼するのがおススメです。

4.TOPページコーディング費(SP対応含む)

html

4つ目は【TOPページコーディング費】です。

コーディング費とは、HTML、CSS、JavaScriptといったプログラミング言語を記述していく作業に掛かる費用のことで、この作業を行う人を”コーダー”と言います。

URLが添付されたリンクをクリックすると他のページに移動したり、顧客から問い合わせがあったら自動的にメールを送ったりする操作は、すべてコーディングのおかげなのです。

先述でも説明した通り、TOPページはHPのなかでも重要なページであるため、相場としては1万~4万円くらいになります。

ただしコーディングを専門とした会社や、HP制作会社に依頼した場合は、5万~15万円くらいに上がる可能性もあるため、見積を出してもらう際によく確認しておくと良いでしょう。

5.下層ページデザイン費

5つ目は【下層ページデザイン費】です。

下層ページとは、TOPページから付随したコンテンツページのことであり、具体的には、会社概要や商品紹介、問い合わせやブログなどが下層ページに当たります。

SEOを意識しているHPであれば下層ページはかなり重要であるため、SEOに特化しているのであれば、見積を出してもらうHP制作会社にはその旨を伝えなければなりません。

下層ページの相場は、TOPページ費と比べて費用は抑えられるものの、3万~5万円ほどは考えておいた方が良さそうです。

6.下層ページコーディング費用(SP対応含む)

6つ目は【下層ページコーディング費】です。

先述で説明した、”TOPページコーディング費”の下層ページにあたる費用と思っていただければ問題ありません。

下層ページコーディング費は、ページ内容のボリューム量によって変動します。

また、依頼先をフリーランスにするのかHP制作会社にするのか、あるいはコーディングを専門とした会社にするのかによっても異なってきます。

以下に、依頼先別の相場を紹介しますので、参考にしていただければ幸いです。

<下層ページコーディング費用の相場(依頼先別)>

  • フリーランス:3,000円~20,000円
  • コーディング代行会社:5,000円~20,000円
  • Web制作会社:5,000円~50,000円

7.CMS実装費

7つ目は【CMS実装費】です。

別名”システム費”とも呼ばれるこの項目は、HPのコンテンツを管理するためのシステムを意味するCMS(Content Management System)に掛かる費用のこと。

CMSを導入することで、SEO対策になったりHP制作に関して詳しい知識がなくても運用できたりします。

なおCMS実装費の相場は、HPの規模やCMSの種類によって変動しますので、以下を参考にしていただければ幸いです。

<CMS実装費の相場>

☆サイトの規模

  • 小規模サイト(5ページ程度):30万~100万円
  • 中規模サイト(15~30ページ程度): 100万~200万円
  • 大規模サイト(300ページ程度):500万円~

☆CMSの種類

  • オープンソース型:最も安価
  • パッケージ型:費用は高価だが、豊富な機能が揃っている
  • クラウド型:月額料金が発生する

8.カスタム投稿費

8つ目は【カスタム投稿費】です。

そもそもカスタム投稿とは、普通の投稿や固定ページとは別に、企業独自の形式で情報を投稿することを指します。

特にWordPressで使われる機能の1つで、これに掛かる費用を、”カスタム投稿費”と言います。

カスタム投稿をすることで、HPを効率よく運用できたりコンテンツを柔軟に管理したりできるため、できれば導入したいでしょう。

カスタム投稿費の相場も、HPの規模やどこまでこだわるかによって変動するため、一概には言い切れません。

<カスタム投稿の相場>

  • テンプレートの場合:50,000円~200,000円
  • テンプレートをカスタマイズする場合:100,000円~300,000円
  • オリジナルデザインの場合:200,000円~800,000円

※オプションや機能を追加すればするほど、さらに加算されていきます。

9.お問い合わせフォーム費

9つ目は【お問い合わせフォーム費】です。

HPを訪れた訪問者が、企業への連絡をスムーズに行うために、お問い合わせフォームを設置した方が良いでしょう。

お問い合わせフォームのメリットとしては、電話やメールといった時間制限を付けずに24時間いつでも対応できるところ、また訪問者(顧客)のデータを収集しやすくなるところなどが挙げられます。

相場としては、無料のものから月額5,000円~10,000円くらいでしょう。

10.ドメイン・サーバー設定費

10個目は【ドメイン・サーバー設定費】です。

HP制作会社によっては、”環境構築費”とも呼ばれる項目で、HPを運用するために相応しい環境作りに掛かる費用です。

サーバーやドメインの種類は多いため、各HPによって価格は異なります。

一般的な「レンタルサーバー」であれば月額300円~5,000円程度であり、「co.jp」であれば年額2,000~6,000円程度と言えるでしょう。

11.GoogleAnalytics・GoogleSearch Console設定費

11個目は【GoogleAnalytics・GoogleSearch Console設定費】です。

GoogleAnalyticsの設定費用は、プラン内容やHPの規模によって変動しますが、大体5万~15万円ほどでしょう。

初期設定のみであれば数千円で済む場合もありますが、細かな設定(コンバージョン設定など)をすればするほど、費用は上がっていきます。

なお、GoogleSearch Consoleは設定費用はかかりません。

費用を一切かけずにSEO対策がとれるため、HP制作をするならば必ずGoogleSearch Consoleは設定しましょう。

12.テスト費

最後は【テスト費】です。

HPは完成して終了ではなく、完成した後の動作確認も忘れてはなりません。

この動作確認に必要な費用がテスト費であり、HP制作会社によっては”結合テスト費”、”脆弱性診断費”と細かく分けられることもあります。

また、”運用・保守費”とひとまとめにする場合もあるでしょう。

相場は、大体100,000円程度でありますが、HP制作会社によってはコーディング費に含まれる場合もあるため、見積の際にはよく確認しておかなければなりませんね。

HP制作でお困りの際はUNDERFLOORへ

今回は、HP会社からの見積書の見方について徹底解説させていただきました。

見積書に記載されている項目の意味が分かっていなければ、スムーズに制作が進まなかったり後で高額な請求がされたりするかもしれません。

したがって見積書をもらった際は、この記事で紹介した項目を参考にしていただければ幸いです。

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なお弊社UNDERFLOORは、これまでに数々のHP制作依頼を引き受けてきました。

弊社のなかには、10年以上もWeb制作に携わりながら多くの見積書を見てきた、実績豊富なディレクターも在籍しております。

もしHP制作にお困りの際は、弊社UNDERFLOORへご相談ください。

どんな些細なことでも、お客様が安心していただけるまでサポートさせていただきます。