”WebデザインやWebサイトのギミックに関する用語が難しい”
”最低限どのくらい知っておいた方が良いのだろう?”
中小企業で初めてWeb担当になった人や、新任のWeb担当者のなかには、このような疑問を抱えている人も少なくありません。
特にHP制作会社においては、Webデザイナーとやり取りをする場面は多く、その都度専門的な用語が飛び交うことは間違いないでしょう。
そこでこの記事では、初心者Web担当者が最低限知っておきたいWebデザインと、Webサイトのギミックに関する用語を解説します。
不安になる前に、一度この記事を参考にしていただければ幸いです。
Webデザインに関する6個の用語
まず、Webサイトの見た目に関わる”Webデザインに関する用語”について説明します。
”Webデザインに関する用語”抑えておくと、外部への連絡がスムーズにいきやすくなるので、少なくとも以下の6個の用語は抑えておきましょう。
- トンマナ
- レイアウト
- ワイヤーフレーム
- カラースキーム
- マテリアルデザイン
- フラットデザイン
1.トンマナ
「トンマナ」とは、トーン&マナー(tone and manner)の略であり、Webサイトの雰囲気や感情、スタイルのことを指します。
トンマナを設定する際は、「一貫性を保つこと」や「会社のイメージと合わせること」に注意しましょう。
「一貫性を保つこと」とは、ページごとにデザインをコロコロ変えるのではなく全ページ同じデザインの印象を与えること、「会社のイメージと合わせること」とは、その会社や業種のイメージに合わせることを意味します。
例えば、飲食店のWebサイトなのに暗くて地味な印象を与えたり、法律事務所のWebサイトなのにポップで可愛らしい印象を与えたりするのは、却ってユーザーの信頼感の損なわせる可能性が高いでしょう。
つまり、”トンマナは単なるWebサイトの雰囲気作り”ではなく、企業への集客にも繋がるというわけです。
2.レイアウト
「レイアウト」とは、Webサイト内の配置のことで、どこに画像を添付するか、どこにボタンを設置するかを考える際に使われる用語です。
レイアウトを考える際は、「一貫性を保つこと」の他に「優先順位を明確すること」にも目を向けなければなりません。
Webサイト内に沢山の情報が溢れかえりすぎると、ユーザーはどこを見たら良いのか迷ってしまい、本当に伝えたいことが伝わらない可能性が出てきます。
ユーザーにとって見やすくて分かりやすいWebサイトにするためには、”Webサイト内でいちばん伝えたいこと(会社のサービス紹介など)はページ上部に配置する”など、優先順位を考えながらレイアウトを決めていきましょう。
3.ワイヤーフレーム
「ワイヤーフレーム」とは、Webサイトのレイアウトを線あるいは枠で表されたものです。
Webサイトを制作するための骨組みとも言えるこの作業は、あくまで”設計図”であるため、細かな装飾やデザインは省きます。
またこの工程においては、画面サイズに注意して設計しなければなりません。
ユーザーが使うデバイスはPCだけではなく、スマートフォンの場合もあるため、必要に応じてスマートフォン用のワイヤーフレームも設計する場合が出てくるでしょう。
4.カラースキーム
「カラースキーム」とは、Webサイト内で用いられる配色を決めていく際に用いられる用語です。
カラースキームをどうするかによって、Webサイトの雰囲気が大きく異なってくるので、この工程において最も重要視しなければならないことは、「企業の雰囲気(ブランド)に合っているか」ということです。

例えばカフェのWebサイトの場合は、お洒落で落ち着いた雰囲気を演出させたいので、オフホワイトやブラン系のカラースキームを選択。

スイーツ店のWebサイトの場合は、可愛くてSNS映えが出来る雰囲気を演出させたいので、ピンク系やネオン系が合っていると思います。
5.マテリアルデザイン
「マテリアルデザイン」とは、2014年にGoogle社が開発した、デザインのことです。
このデザインには、情報を1つのブロックでまとめた”カードレイアウト”や、まるでボタンが浮いているように見えるような”影”、クリックすると動きと同時に色が変わる”アニメーション”など、様々な特徴があります。
Google公式サイトにツールがあるため、初心者Web担当者でも使いやすくて、一貫性のあるデザインを創り上げることができるでしょう。
6.フラットデザイン
「フラットデザイン」とは、出来るだ装飾せず、シンプルで平面なデザインを指します。
先ほどの「マテリアルデザイン」との大きな違いは、影や奥行きがない点です。
フラットデザインによるWebサイトは、読み込みが速いためスマートフォンでもスムーズに動くこと、また、ユーザーの視認性が高くなることはメリットではあるものの、シンプルすぎて面白みが欠けてしまうことは、デメリットだと思います。
Webサイトのギミック関する3個の用語
つづいて、”Webサイトのギミックに関する3個の用語”を紹介します。
ユーザーの目に留まるようなWebサイトにするためには、以下3つの用語は抑えておきましょう。
- スクロールアニメーション
- ヘッダー
- フッター
1.スクロールアニメーション
「スクロールアニメーション」とは、Webサイトをスクロールした際に起こる演出のことです。
具体的には、”画像が左から右にスライドしてくる”とか、”テキストがフワッと浮かんでくる”といったアニメーションがあります。
企業がいちばん伝えたいことにスクロールアニメーションを付けると、よりユーザーの目に留まりやすくなるでしょう。
ただしスクロールアニメーションを付けすぎると、Webサイトが重くなったりスマートフォンの場合ちゃんと表示されなかったりするため、付けすぎには注意しなければなりません。
2.ヘッダー
「ヘッダー」とは、Webサイトのいちばん上に位置する部分を指します。
いわば、”Webサイトの顔”とも言える部分です。
ヘッダーに入っている項目として多く使われるのは、「会社のロゴ」、「お問い合わせ」、「ナビゲーションメニュー」などが挙げられます。
シンプルで見やすいWebサイトにするためには、ヘッダーは欠かせません。
3.フッター
「フッター」とは、Webサイトのいちばん下に位置する部分を指します。
実はフッターがあることで、Webサイト内の回遊率が上がり、SEOにも効果的だと言われています。
フッターに入っている項目として多く使われるのは、「お問い合わせ」、「サイトマップ」、「SNSリンク」などが挙げられます。
フッターに情報を詰めすぎるとスマートフォンでは見にくくなってしまうため、最低限の情報量に抑えておきましょう。
用語を覚えてWebサイトを構築していこう!
今回は、初心者Web担当者が最低限抑えておきたいWebデザインに関する用語、そして、Webサイトのギミックに関する用語について解説させていただきました。
一度に全ての用語を覚えることは、難しいと思います。
しかし、今回ご紹介させていただいた用語を覚えておくと、外部との連絡がスムーズにいったり、意図を正しく伝えられたりした結果、自社の思った通りのWebサイトが完成すると思います。
始めは難しいかもしれませんが、業務と並行して覚えていただければ幸いです。

なお、Webサイト構築に関してご不明点ございましたら、私たちUNDERFLOORへお気軽にご相談ください。
弊社スタッフが全力でサポートさせていただきます。